第3回不安への心構えと目標設定方法【フリーランスになりたい方向け】

 

この記事のテーマ

Takumi
この記事では美容師、アイリスト、ネイリスト等の美容系フリーランスを目指す方で

「退職することは決めたけど、漠然とした不安がある。」という方向けに執筆しています。あなたが独立への第一歩を踏み出すのに役立つ情報やアドバイスを提供します。

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、フリーランス歴6年目の美容師で、その他フリーランスに関連する事業もしていて最高月収はサロン勤務時代の10倍ほどとなっています。

これからフリーランスを目指す方へのメッセージ

本記事は「退職することは決めたけど、これからの人生に漠然とした不安がある。」という方のために書いています。

この記事を読めば、フリーランスになるにあたって誰もが直面する何となくの不安に対する心構えや具体的な対処法を理解することができます。

不安や恐れというのは「よく知らない、理解していない」時に起こるものです。自分の不安の対象を明確に言語化し、一つ一つクリアにしていきましょう。

では、さっそく見ていきましょう。

 

変化に対応する心構え

退職を決めたあとはフリーランスとしての新たな旅立ちを目前に控え、多くのビューティシャンは自身の心の変化の波に直面します。この変化は不安や緊張を引き起こすかもしれませんが、ピンチはチャンスという言葉があるように、成長と発展の大きな機会をもたらします。変化を受け入れ、その流れに乗ることで、未知の可能性へと一歩踏み出す勇気を持つことができます。

何かしらの不安があるあなたはこの記事に巡り合ったのも成長のチャンスです。人は必要を感じれば勤勉になれる生き物です。しっかりと読んで、成長するきっかけを手にしてください。

変化は成長のチャンス、選択を正解にするかは自分次第

新たな選択をすると、周りの環境が変化します。変化は恐れるものではなく、成長と発展の機会として見ることです。

人生において変化は避けがたいものであり、私たちのキャリアと人生に新たな道を開くことが多々あります。フリーランスへの移行は、自己実現の旅であり、あなた自身のビジョンに基づいてキャリアを形作る機会を提供します。

仕事だけでなく人生ではあらゆる選択を迫られますが、選択そのものに正解はありません。振り返った時に、「あの時の選択は正解だった」そう思えるように自助努力することこそが正解と言えます。

変化に対する心構え

  1. 人類とは変化の生き物: 人類が他の動物と最も異なる点は、あらゆる変化に適応できることです。未来は流動的であり、予期せぬ出来事が起こる可能性を受け入れ、それに適応する準備をしておくことが大切です。あらゆる可能性を視野に入れ、どんな環境にも適応できるように日々成長していくマインドが大切です。
  2. 失敗と書いて成長と読む: 変化を受け入れるとあらゆる新しいチャレンジをしていくことになります。これまで経験したことのないことでは絶対にうまくいきません。しかしその経験だけがあなたを成長させてくれます。もし成功したいなら、一般的に言われる失敗を成長と読むようにしましょう。「失敗(成長)が怖い」「失敗(成長)したくない」なんて言う人は成功するはずないですからね。
  3. 選択の正解は努力の先にある: 何かを選択した後に、この選択が間違いだったかもしれない、というのはやめましょう。あなたの選択を正解にするのは、いつだってあなたの努力だけです。選択前に悩むのは良いですが、悩んだ末に選択したのならあとは行動あるのみです。選択した自分を信じて、突き進みましょう。

 

漠然とした不安への対処法

いざフリーランスとして独立するとなると、漠然とした不安を感じたりします。不安や恐れを乗り越えるためには、まずそれらを「自分の努力で解決できるもの」と「解決できないもの」に分類することから始めます。この区別を理解することで、どの不安に焦点を当て、どのように対処すべきかを明確にすることができます。

自分の努力で解決できる不安の具体例

  • 収入の不安: フリーランスとして成功するためには、最低限生活していける収入を確保できることが重要です。美容系は自身の売上が収入に直結するので、売上を上げらるための技術を磨くことが大切です。
  • 集客の不安: 売上を上げるためにまだ十分な顧客がいない場合は集客のテクニックを身につけることが重要です。集客というものがどんなものか分からない方はこのブログ内で解説する集客カテゴリを参考にしてください。
  • 分からないことへの不安:フリーランスの働き方とはどんなものなのか。税金とかはどうすれば良いのか分からないから不安になりますよね。こちらもこのブログ内で解説するお金カテゴリを参考にしてください。

自分の努力で解決できない不安の具体例

  • 社会への不安: 政治や市場の変動、日本の経済状況は個人の努力だけではコントロールできません。社会全体の不安はコントロールできませんが、このような不安は個人としての問題解決は可能です。貯蓄を増やし、収入源を多様化することでリスクを軽減する戦略によって対処できます。
  • 自然災害の不安: 日本に住んでいると地震や津波の不安が一定ありますが、こちらもコントロールできません。しかしハザードマップ等を確認し、危険な地域にはあらかじめ住まない、または危険地域からの引っ越しによって対処できます。住居自体も築年数や耐震性、避難方法などをチェックし、危険な物件は避けることでリスクを軽減できます。

不安の対処法

  • 解決できる不安の場合: 解決できる不安に対しては、具体的なアクションプランを立てます。目標を設定し、ステップバイステップで取り組むことで、不安を管理し、克服することができます。厳しく聞こえるかもしれませんが、解決できる不安をそのままにすることは、ただの怠慢なのだと心に刻みましょう。
  • 解決できない不安の場合: 解決できない不安に対しては、それを受け入れ、可能な限り最悪のシナリオに備えることが重要です。社会的リスクを避けるために通貨や資産を分散させたり、自然災害リスクを避けるために住居の選択や避難プランを立てましょう。最悪を想定して備えることは、いざという時の判断に直結するので、緊急時も落ち着いてプラン通り行動することができます。

不安はそれぞれに適した対処法を適用することで、恐れるのではなく、乗り越えられるステップなのだと認識できます。人は不安があるからそれに応じて変化し、成長していきます。不安さえも成長の糧としましょう。

 

目標設定とモチベーションの維持

成功への道のりにおいて、目標設定はあなたの人生を形作る重要なプロセスです。より分かりやすく具体的な目標を設定するために、例として日本の平均年収や資産階層などの経済的指標を参考にすることができます。これにより、実現可能で測定可能な目標を設定し、その達成に向けたモチベーションを維持することが容易になります。

経済的指標に基づく目標設定

    • 平均年収を基準にする: 日本の平均年収を調査し、それをフリーランスとしての年収目標に設定することが一つの方法です。例えば、日本の平均年収が約400万円であれば、初年度はこの数値の50〜75%を目指し、徐々に100%を超えることを目標にします。
    • 資産階層を考慮する: 資産階層を参考にして、長期的な財務目標を設定します。自分が到達したい資産階層を定義し、それを達成するために必要な年収や毎月の貯蓄額を逆算します。

日本の資産階層

資産とは現金、株、不動産等の合計額で、ローンで購入したものは含まない。実際はローンで購入した車や家は負債に定義されるので資産から引いた額が純資産になる。

Aさん 貯金1000万円、株1000万円を持っているが、購入した家のローンが残り2000万円ある場合、純資産は0円となる。

Bさん 貯金300万円、株1000万円、ローンが0の場合、純資産は1300万円となる。

2021年度の日本の資産階層

自分自身が何年後にどの資産階層を目指したいのか、実現可能な目標を立てよう!

実現可能なステップの設定

  • 小さな目標を立てる: 年収目標に向けて、月々や四半期(3ヶ月)ごとの収入目標を設定します。これにより、大きな目標を達成可能な小さなステップに分割し、進捗を容易に追跡できます。
  • 継続的な評価と調整: 経済状況や個人的な事情の変化に応じて、定期的に目標を評価し、必要に応じて調整します。この柔軟性が、長期的な成功とモチベーションの維持につながります。

モチベーションの維持

  • 達成の記録とご褒美: 目標の途中経過や達成時には、それを記録し、自分自身や周囲と共に祝います。これはモチベーションの維持に不可欠な要素です。頑張ってばかりでは疲れますが、自分を甘やかすのもいけません。あらかじめ段階的に自分に対するご褒美を設定し、楽しみながら継続可能にしましょう。
  • 過去の自分自身と比較する: モチベーションが下がる要因として周囲の人と良くも悪くも比較してしまうことがあります。隣の芝生は青く見えるものです。比較は他人ではなく過去の自分自身と比較して成長しているかどうかを目安にしましょう。
  • 飛び立ったらモチベーションは不要:最初の段階はいいのですが、いつまでもモチベーションややる気という曖昧なものに頼ってしまうと、継続的な結果は出せません。結果を出すため、自信が成長するため、不安を乗り越えるためにやるべきことリストアップして、ひたすらやる。それを日常の歯磨きやお風呂レベルの当たり前にすれば、モチベーションは不要になります。実は継続的に努力ができる全ての人はモチベーションという言葉を使わないのです。

経済的指標を基にした目標設定は、あなたのフリーランスとしてのキャリアに明確な方向性とモチベーションをもたらします。そしてその方向性とモチベーションが無意識レベルであなたの体に染み渡った時、振り返れば目標も達成できていることでしょう。

まとめ

・変化に対応する心構え:フリーランスとして働き方を変える時、その変化に不安になるかもしれませんがこれを成長の機会と捉え、数年後に自分自身の選択が正解だったと胸をはって言えるように努力していきましょう。

・漠然とした不安への対処法:解決できる、できない不安を明確に書き出し、解決できるものは、具体的にどのような行動をしていけばいいのかプランを立てましょう。解決できない不安は最悪のケースも想定して、どんな状況にも対応できるように緊急時のプランを組んでおきましょう。

・目標設定とモチベーションの維持:目標は必ず立てましょう。成長する最高の原動力となります。モチベーションは最初は頑張りが必要です。鳥が飛ぶところをイメージしましょう。鳥は飛び立つ時は一生懸命羽ばたきますが、一度空に舞い上がって仕舞えば、羽を広げて風をつかむことで最小限の労力で飛び続けることができます。モチベーションも同様で、飛び立つ瞬間は誰でも大変なものです。風をつかむ派で一生懸命羽ばたきましょう。

Takumi

いかがでしたでしょうか?僕もはじめは不安がいっぱいでしたが、それ以上にフリーランスという働き方はワクワクしたものです。好きなことで頑張れる方なら、本当にフリーランスは楽しいですよ。

この記事が、フリーランスビューティシャンとしての独立を目指すあなたの一歩を支え、不安を力に変えるきっかけとなることを願っています。未来はあなたの選択と努力によって形作られます。

さあ、変化を恐れず、自分自身の理想の未来に向かって勇敢に歩みを進めましょう。

ではまた。