第1回 独立に必要な準備【フリーランスになりたい方向け】

この記事のテーマ

Takumi
この記事では美容師、アイリスト、ネイリスト等の美容系フリーランスを目指す方で

「これからフリーランスとして独立をしていきたいけど、どんな準備をしていけばいいんだろう?」
と考えた時に直面するお悩みについて解決策をご紹介し、独立への第一歩を踏み出すのに役立つ情報やアドバイスを提供します。

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、フリーランス歴6年目の美容師で、その他フリーランスに関連する事業もしていて最高月収はサロン勤務時代の10倍ほどとなっています。

これからフリーランスを目指す方へのメッセージ

本記事は「これからフリーランスとして働いていきたいけど、何をしていけばわからない」という方のために書いています。

この記事を読めば、フリーランスになるために必要な事前準備、方法がわかってくると思います。僕自身はフリーランスとして働き始めてから、収入も、時間の使い方も、人生に対する考え方も変わり、大袈裟ではなく人生が変わりました。

全ての人にフリーランスが向いているとは思いませんが、少なくとも今の働き方や環境に満足していない方にとってはフリーランスという働き方は、かつて僕がそうだったように明るい未来への希望の1つだと思っています。フリーランスという働き方と出会えたことに感謝しつつ、それをまだ知らない方のために記事を執筆していきます。

では、さっそく見ていきましょう。

独立の準備3つ

僕がこれまでのフリーランス経験から導き出した、会社員からフリーランスとして独立するために必要な準備が3つあります。

1つ目は心の準備。人は長い目で見ると必ず心の思っている方向に進んでいきます。あなたが今この記事を読んでいるのは「フリーランス」という働き方に心が向いているからです。フリーランスなんて興味ないよって心持ちの方はこの記事を読みません。

なぜ心の準備が必要なのか。そもそも心がフリーランスとして成功したいと思っていなければ、上手くいくはずがありませんし、やらないほうがいいです。どんなに能力が優れている人でも、フリーランスとして頑張る気持ちがなければ長い目で見て結局力を発揮できません。自分自身が成長したい、誰かを見返したい、お金を稼ぎたい、自由な働き方をしたい、どんな心持ちでもいいと思うのですが、とにかく、心を燃やして頑張ってフリーランスでやっていくんだ!と言う気持ちの準備が必要です。

2つ目はお金の準備。お金の心配のない方は準備する必要がありませんが、基本的には生活にお金が必要だと思います。フリーランスという働き方は収入は上がりやすい反面、不測の事態には自分自身で対応していく必要があります。具体的にはフリーランスとしての独立までにどの程度お金を準備すればいいのか解説します。

3つ目は実務の準備。心がやる気になっていて、お金の準備もOKとなったら、実際にフリーランスとして働いていくための実務を行なっていきます。実際にやるべきことを解説します。

では、フリーランスとして独立する際に必要な心、お金、実務の3つの準備について解説します。

・心の準備【自分という船は自分で操縦するという覚悟】

美容師、アイリスト、ネイリスト、、あなたがこれからどんなフリーランスになるとしても必要な心構えがあります。

それは、「自分という船は自分で操縦する」という覚悟です。

会社勤めをしていると実感するのは難しいですが、フリーランスになると、全ての決定権が自分にあり、社会や働き方はこんなにも自由なのだと自覚するようになります。

例えばフリーランスで美容師をしながら、予約の空いた時間で製品開発及び販売をしたり、ウェブの仕事として動画編集やWeb制作をしたり、何ならウーバーイーツの配達員として働いてもいいのですし、決まった曜日だけ全く美容に関係のない仕事をしてもいいんです。

会社員の方はよく「今日は働きたくないなあ」「辛いから仕事休みたい」などと言っているのを聞きます。かく言う僕もかつてはそうでした。しかしフリーランスになってから働きたくないと思ったことはありません。

思うに、人は仕事が嫌いなのではくて、他人から仕事を強いられることが嫌いなのです。

数年前まで美容系の仕事は会社を辞めたら転職するか自分で店を出して独立するかしか選択肢がありませんでした。しかし、本格的にフリーランスが働けるシェアサロンが登場してからというものの、フリーランスになる人は増える一方です。

なぜフリーランスという働き方を選択するのか。フリーランスと会社員の違いはお金や働き方などの点で沢山ありますが、一番の違いは物事の決定権を自分自身が持っているかどうか?だと思います。

働く場所や働く時間、メニューやコンセプトまで全てを自分で決めるフリーランスは責任が伴いますが、それ以上に自分で責任を持って働く喜びと、美容の楽しさを実感しやすいのです。

フリーランスとして独立をするのであれば、失敗も成功も全ては自分次第。他人に任せていては自分の理想には到着できません。自分の思い描く成功に向かうために「自分という船は自分で操縦する」という自責思考の心を持ちましょう。

 

・お金の準備

おそらくこれからフリーランスを考えている方にとって一番心配なのはお金の面ではないでしょうか?

では独立するためにはどれくらいの資金を準備すればいいでしょうか。

1つ基準を設けるなら、毎月平均的に自分が使っているお金×6ヶ月分は最低でも準備したほうがいいかなと思います。半年分の支出を賄えるお金があれば、自然災害や疫病などに見舞われてもある程度復活の準備ができるからです。

半年分のお金は人それぞれです。例えば毎月の支出が20万の人なら120万円、30万円の人なら180万円、といった感じです。

この段階ではまだ株やその他投資などは考えずに、現金で貯金しましょう。なぜなら、貯金というのは計画的な実行をするためのトレーニングになるからです。人生は長い目で見てコツコツできる人しか成功できません。いきなり成功しているように見える人も、裏側では信じられないくらいのコツコツした積み上げをしています。

あの人が成功したのは才能や運があるからだ!自分は才能も運もないから成功しないんだ!という思考の方がいますが、残念ながら長期的に見て成功している人は少なくとも成功しない人の何倍も地道な努力をしています。

どんな成功を目指すにせよ、数日、数週間の努力では何にもなりません。必ず月単位、年単位の計画が必要となります。そのための最も身近なコツコツトレーニングが貯金です。

お金の準備(貯金)はフリーランスとして重要な「自制心」のトレーニングになります。重要なのは「毎月定額を貯金する」ということです。毎月の貯金は多くても少なくてもダメです。必ず事前に計画を立てて、その通りに実行する。このシンプルで強力な力はフリーランスになった時に成功する力に直結します。

 

・実務の準備

心とお金の準備がもう準備万端、いつでも独立できるとなったら、あとは実際にフリーランスとして働くために必要な手続きを進めていきましょう。

必要な手続きは下記です。

1.シェアサロンの見学と契約

フリーランスとして働く際に現在一般的なのはシェアサロンを利用する働き方です。シェアサロンとは、フリーランスで働く人のために作られたサロンのことです。

シェアサロンで働く際はまず希望の場所のシェアサロンを検索し、見学の問い合わせをします。そして実際にサロンを見学、説明を受けて、問題なければ契約という流れになります。見学してもすぐに契約しなくてはならないなんてことはないので、まずは早めに1度見学に行ってみましょう。スタッフが一杯で入れない場合も、早めに問い合わせれば、空き待ちをすることも可能だったりします。

2.サロンの退職

独立するならサロンを退職する必要があります。働くシェアサロンの見当がついたら、上司や人事に相談して退職の手続きを進めましょう。1、2ヶ月前には相談した方がいいでしょう。誰に何を言われても、正当な手続きを踏んでスタッフや上司に感謝の意を伝えれば、何も後ろめたいことはありません。胸を張って思い描く道に進みましょう。

3.税務署に開業届の提出

フリーランスとして活動する場合、個人事業主として開業届の提出が必要です。所轄の税務署に必要書類を提出し、登録手続きを行いましょう。

4.税金の申告と納税

その年の途中でフリーランスとして独立する場合は、これまで所属する会社がやっていた確定申告を自分でする必要があります。個人事業主としては、所得税や消費税などの申告と納税が必要です。僕のおすすめはフリーランスを多く担当する税理士に依頼することです。税金に関して分からないことはプロに聞きながら理解するのが一番だからです。税理士費用をケチると税金への理解が遅れますし、かなり時間を食われるので結果損します。よっぽど売上の低い方以外は税理士に任せましょう。

5. 集客の計画

独立後に新規客を獲得するために、自身の集客戦略を練りましょう。集客の方法が分からない方のために別の記事でお教えします。

6. 必要な道具や設備の準備

フリーランスは自分で使う道具は自分で用意する必要があります。ただし利用するシェアサロンによっては多くの消耗品や機材をカバーしてくれるサロンもあるので、シェアサロン選びの際にその点も確認すると良いでしょう。

7. 顧客管理システムの準備

フリーランスは顧客情報や予約システムを自分で管理する必要があります。これもシェアサロンによっては指定があったりするので、シェアサロン選びの際に他の方はどうしているのか確認すると良いでしょう。

3つの準備を成功させる方法

さて、ここまで独立するまでにすべき3つの準備をご紹介しましたが、これらの準備を滞りなく成功させる方法はシンプルです。それは、計画を立てて、実行することです。そしてその計画を立てるのを今すぐ取り掛かることです。

いつまでも準備が進まない人は夏休みの宿題を最後の日にやるのと同じです。学生のうちはそれでもよかったかもしれませんが、社会で一人のフリーランスとしてしっかり結果を出すにはそのマインドではいけません。言葉は悪いかもしれませんが、僕が大切にしている言葉で「明日やろうは馬鹿野郎」というのがあります。

今日やるべきことを明日に回してしまう人に目標は達成できません。1つでいいんです。例えば目標を立てるための紙を用意する、明日はペンを用意する、明後日は目標のタイトルだけ書いてみる、、1歩でいいから今日やれると思ったことは必ずやりましょう。

面白いもので、人はやるまで面倒だと思っていても初めてしまうともっとやりたくなる生き物なんです。これまで結果の出なかった人はごちゃごちゃ考えるのはやめましょう。とにかく出来ることをやる。やる。やる。実行。実行。実行。ただそれだけです。

「バカと天才は紙一重」という言葉があります。何も考えずにただ頑張れるバカは天才よりも結果を出すことがあります。僕自身は残念ながらあらゆる失敗を経て自分が天才ではないと実感していたので、諦めて思いっきりバカになって出来ることをやりまくった結果、人よりも色々成果が出ました。

あなたももし自分が天才じゃないと思うのであれば、思いっきりバカになって僕のいうことを信じてがむしゃらにやってみてください。僕もこのブログを通じて力になれるよう頑張ります。

さあ、今日から一緒にフリーランスでの成功に向けて頑張りましょう。

 

Takumi
いかがでしだでしょうか。今回の記事ではフリーランスとして独立していきたい方に向けて、まず最初に準備すべき心、お金、実務について紹介しました。

一つ一つ丁寧に準備すれば必ず理想とするフリーランスとしての働き方を叶えることができます。初めは面倒に感じることもあるかもしれませんが、準備から実行まで自分でやるというのがフリーランスの楽しみ方の醍醐味であり、自分の人生を思い通りにコントロールする第一歩になります。

会社に所属しているとなかなか身につかない、「自分という船は自分で操縦する」パワーを身につけていきましょう。今後もブログを通じて皆様が素敵なフリーランスライフの一歩を踏み出せるお手伝いをしていきたく思っています。

ではまた。